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フォト

文化・芸術

2014年2月25日 (火)

『ラファエル前派展』を観る@六本木アートセンター

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ラファエル前派ってよく知らなかったので、この展覧会には是非行ってみたかった。
幸いブロガー向きの特別鑑賞会の案内が来たので、さっそく夜の時間帯にゆっくり鑑賞できるので六本木ヒルズに向かったのでした。『テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢』「MEDIA AMBITION TOKYO 2014」
 特別展示映像作品「Oferia has a dream」

特別展示映像と展覧会が同時に観られるまたとないチャンスです。

Cimg3066_550x413 Cimg3060_3《1848年ロンドン。前衛美術運動を起こし、英国の美術史に大きな影響を与えた芸術家グループが7人の若者によって結成されたのがラファエル前派兄弟団。
中心となったのはロイヤル・アカデミーで学ぶ3人の学生、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-96)、ダンテ・ゲブリエル・ロセッティ(1828-82)、ウィリアム・ホルマン・ハント(1827-1910)。彼らは盛期ルネッサンスの巨匠ラファエロ以前の素直で誠実な初期ルネッサンス絵画を理想としてこのグループ名を付けた。》

Cimg3076_550x413Cimg3090_550x413このような美術史の簡単な知識を頭に入れて、テート美術館からやってきた名品70点余をゆっくり鑑賞してきました。 いつもイヤホンガイドを借りて、石丸幹二氏の解説で今まで縁遠かったイギリス 作家の 豪華絢爛な伝説の女神像に酔うことが出来ました。

ミレイのオフィーリアは 特別映像作品が仕掛けられ、画面には面白い仕掛けがされていて、画像の中に入り込むように楽しめました。

4月6日まで会期中無休

会場の写真は展示会場風景として撮影許可をいただきました。

 

2013年7月13日 (土)

軽井沢千住博美術館 『THE FALL』を見る

やっぱり1回は行ってみたかった美術館。
せっかく軽井沢に来たのだから、草間弥生展を観終わった後のフリータイムにはすぐタクシーを呼んで中軽井沢の美術館に向かいました。初めての軽井沢、フリータイムをどうしようと迷っているようなおひとりにも声をかけ、近所のショッピング巡りで時間をつぶすなら、絶対行くべきと誘ったら同行してくれて、15分ほどで緑に包まれた美術館に到着。Cimg0618_600x450           美術館はこの奥に配置され雨上がりのみずみずしい緑の森で被われています

いただいたパンフレットによると

この美術館は世界で活躍する日本画家・千住博の作品を美しい木々や草花とともに、
楽しんでいただける美術館です。
建築家・西沢立衛による、
やわらかなフォルムのガラスによって、構成された光溢れる斬新な建築と、
四季折々の表情を見せるカラーリーフガーデンが一体となり、森の中を散策するように
作品を鑑賞していただけます。
時の流れによって表情を変える 新しい発見に溢れた空間を
ぜひご体験ください。


Cimg0619_600x450 このとうり、夏のカラーリーフは多種の擬宝珠の群生によって、種々の緑色で被われておりました。館内は撮影不可で残念でした。

西沢立衛という最高の建築家によって、千住博の作品がまことに自然に展示されているのに驚きでした。個人美術館でこれほど作家の真髄にぴったりなのは初めてのような気がします。
敷地の傾斜と同じ勾配で床は流れるように奥に向かって構成されていましたが、その傾斜がちっとも負担にならないのが不思議です。Cimg0661_600x450_2

今回はWaterfallxWaterfall展 2013/6/1~10/6が開催されています。
1995年のヴェネエツィア・ビエンナーレで名誉賞を受賞した代表作『The Fall』を収蔵した
『The fall room』が開設されています。
ヴェネツィア・ビエンナーレ以来20年、『滝』の住処を
探し求めていた作家はついに軽井沢の地にふさわしい空間を建築家の協力のもと創り上げたのです。
曲がりくねった通路を降りて暗闇の空間から浮き出てくる『The Fall』 水に映って地下深く通じるような見せ方は、驚異でした。

わずかな時間だったけれど、来てよかった。
再度、秋の葉っぱが赤く色づくころ、訪ねてみようと思ったのでした。  

2013年7月11日 (木)

草間弥生展に行く@軽井沢ニューアートミュージアム

Cimg0621_600x450 軽井沢ブローガーツアーに参加してきた。
行先は昨年オープンしたニューアートミュージアムで「わたし超スキッ!!草間彌生」ー世界を感動させた自己愛ーを観てブログに書くというミニツアー。往復バス代、入場料、カタログ、昼食付4500円というラッキーな企画だった。

朝7時に東京鍛冶橋バスターミナルに集合するため、5時半に起きて、朝食も取らずに家を出る。バスで一路軽井沢に向かい渋滞もなく11時には現地到着。物凄く暑くなるという東京を後にして、現地に近づくころやや雨が降ったけれどすぐ止んで、到着時には晴れて、何年ぶりかの軽井沢の町に来たのだった。

バスの中で見たビデオの中で車椅子に乗って、大きなカンバスに一つ一つドットを埋めていく作業を「あまり根を詰めないほうがいいですよ」と気遣うお弟子さんの言葉を「根を詰めなければ仕事は出来ない」と突っぱねている画家の言葉が印象に残った。

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この美術館はこじんまりしていてシンプルで現代美術向きのいい空間に仕上がっていた。
100点近い作品は4ブロックに分類されていて、時系列で並べられ、アーティストの絵の変遷がよくわかるように配列してある。

第1章 松本~京都~東京
この時期の作品が数点展示してあった。
幻覚、幻聴に悩まされ、それと戦い始めたころの小品は心打つものがあった。撮影不可の作品もあり、この時代のグアッシュ・パステルで描かれた『Dots』1952を観てまさに原点を発見した気分となる。

第2章 ニューヨーク

Cimg0630          無題 1963 詰め物入り縫製布・靴・石膏・ボード

Cimg0631_600x450         自己消滅1966-74 ミクストメディア

第3章 ヴェネツィアビエンナーレ以前

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第4章 ヴェネツェアビエンナーレ以後

Cimg0595_600x450 Cimg0587_600x450 Cimg0589_600x450 Cimg0636_600x450          屑の集積 2001アクリル・カンバス/3枚組

これで草間弥生の I LVE MYSELF TOO MUCH!! をぐるっと観て回りました。

直島の海岸で見たパンプキンのオブジェから10年近くの日が流れ、やっと美術館で落ち着いて作家の生きざまを観たことになります。まだ84才、さらなる飛躍を期待する気持でいっぱいになりました。

会場 Karuizawa New Art Museum
         〒389-0102長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
    Tel 0267-46-8691
会期 後期:7/5-9/23 10:00-18:00

☆掲載した会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

2013年6月21日 (金)

第7回『すみの会』作品展 6/19~23@かねまつホール

《日本女子大学住居学科OGによる「白・黒」を基調にした作品展です。
ご高覧いただければ、幸甚です》

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この会が上手く開催できるまで、幹事3人かなりこころ配って準備してきた。出品するだけだった立場と、いざ裏方を引き受けるのとでは、全くエネルギーの出元が違う。
その間に作品も作らなければならないし。今回はいままで青色で作っていたものを、黒バージョンにして雁皮刷りを採用してみた。Cimg0383
参加者は36人。作品数40点余。白黒テーマに多種多彩な作品が集まった。
かねまつホールの壁面を参加者で割ると@1.1m。作品は書の掛け軸にとってはまぁまぁの幅になるけれど、やはり平均するともう少し欲しい。
2年に1回の作品展をやく1年がかりで準備してきた。

Cimg0382_600x450 すみの会の長老、小川信子先生は今回風炉先屏風を出品され、掛け軸はホールに飾って貫録を示された。

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書、墨絵、水墨画、水彩画、油彩画、陶器

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Cimg0384 トールペイント、レリーフ、ろーけつ染、編み組み、鉛筆画
Cimg0397 アートフラワー、染織、ステンドガラス、私家版(装丁、印刷)玉泉帖

こう並べてみると、初期の頃に比べて、確実に上達してきたし、多種展開となった。
書が減ってきたというのも、時代の流れなのかなぁと思ったりする。
すみの会初めて今年で13年経過し、初めて幹事を引き受けて、やっと開会に漕ぎつけて
今回ほどほっとしたことはなかった。毎回お願いしてお任せしていた間際の展示係の病欠でワーキンググループを作り、労働力サポートのアルバイト君も急遽お願いし、協力体制もうまくいき、無事セッティング終了。

幹事の分担もそれぞれ得意分野で協力し合い、スムーズにいって良かったとおもう。
75才、65才、60才という組み合わせ。女子力のたまものと自画自賛。

6月23日(日)5時終了。次回は2年後。

2013年5月12日 (日)

偲ぶ会で

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東京大学弥生講堂・一条ホールで1月2日に88才の生涯を閉じられた東京大学名誉教授で建築家の大谷幸夫先生の偲ぶ会が開かれました。

朝から雨が降り出して会が終わっても降り続いておりました。先生を慕う300人近い人々が集まっておりました。私は先生が設計連合という建築事務所を1961年に設立されて1年後に入所して、たった7人のメンバーの1員になっておりました。先生が亡くなられて当時のメンバーは私ともう一人の男性しか生存しておりません。そんな立場もあって当時の事など話してくれとの依頼があって偲ぶ会の話し手の一人になっておりました。

わたしの番が来るまでには、大勢の先輩方がお話になるので、みなさん疲れているでしょうから聞いておりません。だから大丈夫ですという変な依頼の仕方でした。お話になるのはみな男性だから一人は女性がいてもいいと考えたのでしょう。

事務所を止めてからも、設計に参加した建物が竣工したり、万博の時や沖縄のコンベンションホールや山口の宗教建築など、先生が設計されたものは出来るだけ見に行ってきました。
先生の出世作の京都の国際会館に関する会には無理しても参加してきました。
喜寿や古希のお祝い。建築学会大賞を受賞した際のお祝いの会。1年前には米寿の会に参加したばかりでした。

そしてついに偲ぶ会。来るべき時がついに来てしまったのでした。

50年前の過酷な設計事務所での断片を、国際会館のコンペの最優秀賞の受賞を通じて、一人の建築家の人となりをお話してみたつもりです。私自身の青春の思い出話になってしまいましたが。

300人の人たちを目の前にしてみんなが笑っている顔が見えました。とくに数少ない女性の顔が笑っているような。偲ぶ会なのに・・・・

これでも教職歴15年、コーディネーター歴15年。人前で話すことは多少慣れていました。
何を話せばよいか、一晩考えたのですから。

終った時いろいろな方がとても面白かったと言ってくれ、名刺を沢山いただきました。
先生とのご縁がまた広がったような気になりました。
設計事務所に在籍していた女子たちの女子会を開きましょうよと後輩たちが言ってくれました。まだまだ聞き出したいことがあるのでしょうね。

2013年5月 3日 (金)

『貴婦人と一角獣』を観る@国立新美術館

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六本木の国立新美術館で開催しているパリから来た『貴婦人と一角獣』の展覧会(4/24~7/15)に行ってきました。版画工房のO矢さんが数か月前から『貴婦人と一角獣』が来ると、とっても興奮していて、絶対観に行くと、何回も工房で言いまくっておりました。留学中、パリの国立クリュニー中世美術館で見て、本当に圧倒されたらしいのです。
確かに私も10数年前パリに行った時、パリ在住の友人に連れて行って貰い、中世美術館で観ました。薄暗い照明のなかで艶然と一角獣と寄り添っている姿は何とも言えない不思議な感動でした。
そんな中世のほとんど門外不出だったタピスリーがなぜ揃って日本まで来たのか、不思議でした。やはりパリの国立クリュニー中世美術館の大改造の賜物なのでした。この中世のタピスリーの保存と鑑賞のため、より適した展示環境の全面改修に着手して、その工事の間、日本が選ばれ、6面のタピスリーがはるばる日本まで旅をしてきたのでした。

このタピスリーは1974年にアメリカ ニュヨークのメトロポリタン美術館に貸し出して以来の海外進出だそうです。きれいにクリーニングも済ませて日本上陸ということでした。

凄い時代になったものです。こんなに大規模な素晴らしい芸術作品が日本で観られるなんて。
それは興奮しますね。

今回の展示場所はフランスよりやや明るく照明を設定していて、闇に浮かぶ貴婦人ではなくまんべんなくすべての物を見るようになっている気がしました。
6枚のタピスリーの意味が触覚、味覚、嗅覚、触覚、視覚、我が唯一の望みと6種のテーマを持っているということを初めて知ることが出来ました。
パリではあの中世の古式豊かな建物の中に入るだけで、圧倒されて静かに見入るばかりでしたから。後に、参考図書も買ったりして研究し、さらに今回のカタログを求め、貴婦人を取り囲んでいる動物たち、植物群、すべての名前が明記されているのには驚いたり、感心したり。
観に行った日は同時開催していた春陽展で友人・知人・師匠たちの版画作品を鑑賞した日でもあったので、やや疲労気味、開催されているのを知って、急遽入場したというわけ。

とりあえずぐるっと観てきたのでした。あとはゆっくり再度訪問するつもりです。

もう一度よく勉強して、7月まで開催していますから、見直しの日を作らなければ。

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2013年4月 6日 (土)

エル・グレコ展&FENDI展&モダンアート展@上野恩賜公園

Cimg2245_600x450 1月からやっていたのに結局最後になってしまったエル・グレコ展を観に行かねばと、桜も散って銀杏の新芽が芽吹き始めた上野公園に出かけた。
天気が崩れるという予報もあってか、上野の山は相変わらずの人・人・人。
東京都美術館もグレコ展がいよいよ7日までとあって、切符売り場も長い行列が出来ていた。
東京都美術館のリニューアルを記念して、没後400年を迎えるスペイン絵画の巨匠、エル・グレコ(1541~1614)の国内史上最大の回顧展とあって、世界中の名だたる美術館やトレドの教会群から油彩画50点以上が集結した国内史上最大のグレコ展になったということである。この機を見逃したら、当分日本では見られないというふれ込みなのである。
あと3日、見逃したくないという気になってとにかく上野へ向かったのである。
グレコが好きかと問われれば、好きでなかったと答える。宗教画についていけないのかもしれない。天使が空に浮いているという思想は何を根拠にしているのだろうか。とか急に疑問が沸いてきたりして。
やはり宗教画は教会の内部にあって、そこで見るものなのだ。
グレコは建築にも力を注ぎ、自ら祭壇を設計し、そこに祭壇画を残している。今回高さ3mを超える祭壇画の最高傑作の一つ『無限罪のお宿り』も初来日ということで、グレコ晩年の作を見ることはできた。
現地の教会の祭壇のほとんどは、レプリカが飾られているということ。それでもその場で観てみたい。そんな感想を持ったのだった。

混雑していた会場の空気と宗教画の重みが体に残り、同時開催していたモダンアート展に入ってみた。
八雲展に出品される後輩が確かモダンアート展に出品しているはず。
ここは本当にすっきりとしていて熱心な見学者が数人という人の数。
作品は明るくて、かつ緻密でもあり、勢いを感じた。
彼女の大作も見つかって、今度の八雲展に運んできてくれるのを待っている。Cimg2254_600x450

上野のさくらはすっかり葉桜になっていて、芸大の壁に優しい影を映し出していた。

東京芸大美術館で始まったFENDI UN ART AUTRE
~ フェンディもうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~展(4/3~29)に足を延ばして行ってみた。

これが何とも意表をつく展示方法をとっていて、その雰囲気にすぐ吞まれてしまった。

イタリアの毛皮のファッションメーカーのフェンディの創業以来受け継がれてきた
ART&CRAFTを集大成しデザインの美しさとイタリアの伝統的なクラフトマンシップの持つ世界観を伝えたいという趣旨で開催されている。
作品は1970~2013までに製作された代表作約30点。

タッチスクリーンやタブレット、体験型のインスタレーションが随所に用意されていて、
まさに美的感覚と知的好奇心が刺激される展示となっている。

興味津々といったところだったが大型展覧会の三つ股はさすがに疲れ困憊の日となった。

2013年4月 3日 (水)

春の展覧会シーズンの始まり

4月になった。さぁ、今年の展覧会がいよいよ始まる。
さっそく一陽会東京支部会のDMが送られてきて、14日に上野の都美に搬入しなくては。
版画の部の参加者が少ないので、がっかりだけれど。

といっても5月に始まる八雲展も版画は私だけだったから、気分は楽だった。
八雲展のDMが出来上がって、参加者に発送する役目が私の担当。八雲展も31回目になり、参加者も超高齢化を迎えている。油絵が減って、水彩画とか墨彩画とかクロッキーになり
ますます多彩になってくる。
参加作品の名札や出品目録作成のためやDM数の希望を聞くためにはがきを出してある。
その返却を待って、数を改め発送している。

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発送はメール便を利用することにしたから、一人50部で統一しても郵送料は安い。
今までは@30部だったが変更が多く事務処理が面倒なので、増部してみた。これはうまくいったような反応である。

ちなみにA4の大きさで厚みが1センチまでが、80円、2センチまでが160円ということは
発送しにコンビニへ持って行ったとき判明した。私は2センチまで80円と思っていた。
50部入れると1センチを超える。たとえ160円であっても郵便より安いから持って行ったものはメール便で発送した。あと半分はまだ残っているので、はがきを2列配分して、厚みを1センチ以下にして発送してみよう。まだ返事のこない人の20人分を。

ちなみに宛先は会員の住所をパソコンに入力するのが面倒で、全部手書き。最近手書きで送ることなかったので、文字の練習のつもりで。45人分位どうってことなかった。
以前同窓会の仕事をしたときはその10倍の人数を扱っていて、慣れていたから。

この後、全部返事が戻ってきたら、出品目録作りに入り、名札を作る先輩に資料を送る。何せ高齢者ばかり、返事が遅くて、仕事が進まない。
こんなことをしているとは思っていないのだ。
展覧会を開催するということは、それを支えるスタッフの細やかなサポートがいかに必要か
やってみて分かる。

この後6月に始まるすみの会の幹事もしていて、これは優秀な女性ばかりだから、多分
上手くいくと思う。

自分の出品作品は、昨年制作したものの中から選んでいる。だから慌てて作っているわけではないので、事務仕事にも時間を使えるので、余裕である。

来週から工房がオープンするので、個展用の作品を刷りなおしたり、忙しくなる。

2013年2月 6日 (水)

父の誕生日に思い出すこと

この間、家の近くでジャックラッセルテリアのかわいいわんこと散歩している人と出会った。
犬の名はゴジラだって。すぐ覚えられる。ユキと散歩していた時よく公園で見かけた人だったので、なつかしくて声をかけてみた。

お名前はと伺うと各務(かがみ)ですという。珍しい名前なので、そういえば各務クリスタルというガラス工場が蒲田にあって、小学生の時、自由研究で、蒲田のガラス工場見学に父に連れられて行ったことがあった。そんな話をすると、まさにその各務クリスタルのご親戚だそうで。

父は私が子供だった頃、よくいろいろなところへ連れて行ってくれた。蒲田のガラス工場で赤いガラスの色は金を使用するのだということを教わったのは忘れていない。
各務クリスタルの創設者は各務鉱三いう人で、どうやら父とは若い頃専門分野で接点があった人のようだ。

各務鉱三 ガラス工芸家。東京高等工業学校専科卒業後満鉄窯業試験所に勤務。その後ドイツに留学。1934年各務クリスタル製作所を設立ガラス工芸の発展に尽力(1896^1985)

中学に入って文化勲章を受賞した人を調べてくるようにと宿題が出たとき、築地本願寺や震災記念堂に連れて行ってくれた。この建築は伊藤忠太の設計である。伊藤忠太は1943年に文化勲章を受賞している。中学3年の時だったかな。宿題出した先生はびっくり、困っていたような記憶がある。その年1949年文化勲章を受賞したのは志賀直哉や谷崎潤一郎でどうやらその人達のことを調べて欲しかったのだろう。国語の時間だったから。
建築に芽生えたのはそういう父の教育がいつの間にか身に着いたのだと思う。

このまえ亡くなった中村勘三郎の葬儀が築地本願寺で営まれたのをTVで見たとき、思い出したのだ。父の本棚にあった伊藤忠太の本が目に浮かぶ。
その後伊藤忠太について知りたくて、『建築巨人伊藤忠太(読売新聞社編)』を買って少し研究してみたことがある。最近東京人という雑誌でも特集を組んでいたから、まだまだ魅力的な建築家、今度は明治神宮にも行って改めて見て来ようと思ったりする。

こんなわけで、2月6日は父の誕生日。1890年生まれだから生きていれば、123才。

ジャックラッセルテリアのゴジラのおかげでこんなに父のことを思い出している。
大雪が降るといって朝から大騒ぎだったのに、結局家の周りは雨が少し降っただけ。

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             1922年3月22日 ポントオワーズにて 巴里から1時間旅で行かれる

父の遺品 板に描いてある 小さな油絵 裏面には説明がきちんと残っている。

2013年1月20日 (日)

DOMANI・明日展2013を見る@国立新美術館

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お正月の美術館はここに限る。空いていて、大空間をおおらかに使って現代美術を観ることができる。この大きな空間を独り占め。こんな経験はめったにない。
そんな体験を今年は出来たのがうれしい。

DOMANI・明日展って何?と思う人もいるかもしれない。今年は15回目を迎えたというのに。

美術展のフライヤーにはこんな紹介文がのっている。

未来を担う美術家たち 文化庁芸術家在外研修の成果
《文化庁により派遣され海外研修に行った作家の発表の場。今回は近年注目を集めている様々なジャンルの作家12名に作品を発表してもらいます。現代に於いて、海外で制作するということは、もはや珍しいことではありませんが、それでも彼らは異邦人として、否応なく自らのルーツに向き合うことがあったことでしょう。さまざまな体験から生まれてきた彼らの作品は、ともに、今を生きる私たちに新たな視点をもたらしてくれるものとなるはずです。美術界の明日を担う作家たちの多彩な表現が一堂に会する貴重な機会を、ぜひお楽しみください。》

私の若い版画の師匠が文化庁芸術家在外研修者としてフランスにいってから、この展覧会を身近に感じ、興味を持つようになった。1967年から実施されこれまでに美術、音楽、演劇、舞台美術、映画、メディア芸術を対象に約2900名が派遣されてきたそうである。
中でも美術の発表の場として、この美術館は場所を提供してきた。
ここに選ばれるのは、大変狭い門だし名誉なことだろうと思う。

12名の作家たちの現代美術作品が大きな会場でのびのび展示されているのだから、
絵を鑑賞する本来の姿である。作家の名は誰も知らない。はじめてお目にかかる作家ばかり。だからこの展覧会が好きなのだ。

意表を突く作品や超技巧のペン画や都市の模型など。
なかでも興味を持ったのは顔のない少女や赤い靴をテーマにした少女像を発表している
橋爪彩という画家の油彩画。女の世界を繊細に表現していて、男性にはまったく表現できない、太刀打ちできない世界。今頃人気の超具象の世界。
彼女のブログを読むとお化粧大好きな女の子らしい。超絶技巧のペン画の池田学。赤い糸で靴をつないだ塩田千春(現代美術)が記憶に残った。

年初の目覚ましにはまったくふさわしい展覧会であった。Cimg1009_600x450_2 撮影可の場面がいくつかあったのは有難かった。サービス精神がだんだん浸透してきたのだろう。