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2014年6月

2014年6月28日 (土)

マイ工房の設備投資

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新作に取りかからねばと、版画アトリエで銅板を購入することにした。いつもは1mm厚の銅板を使用していたけれど、このアトリエでは0.8mmで裏処理してあるものしか置いていない。大きな版と言っても銅板の規格サイズがあってw365×L600のものにしてみた。

これでは我が家の腐蝕液入れからはみ出してしまう。大きさのバランスも悪いのでL450にカットする。それでも入らない。仕方がないから、植木鉢用の土をまぜる入れ物に腐蝕液を入れ替えることにした。
2日続けてアトリエに行き、まずバックの景色を作って見た。新しいニスが用意して
あったのでニスを使用して遊んでみる。
アトリエは大きな腐蝕液漕があるのでまず試してみた。
相変わらず下書きなし、デッサンなし、出たとこ勝負で始めてしまう。

そのために街を歩き、いくつもの展覧会を観にいき、イメージ作りに時間を費やしているのだもの。

7月に入るとアトリエ予約が2回しかなく、8月は休講となる。9月締め切りの公募展の為に作るとしたら、また工房を探さなければ。
出来るだけ、我が家のガレーシ工房で頑張るしかない。

さてさっそく大きな入れ物を用意して銅板を入れてみると、残念ながら底の幅が少し足りない。版を切るか、入れ物を探すか。
そこで早速PSで検索して見る。大きなプラスティック皿?では見つからない。金魚やペットを洗うための入れ物? 舟というらしい。黒舟60という名称でなんとか使えそうなのが見つかった。買うしかない。

マイ工房も必要に応じて設備投資をしなくてはなりません。
今回は1830円で済んだけれど(ほっ)

2014年6月21日 (土)

司 修の絵本 その2

司修の本を見ていたら、急にその他のものが見たくなって、アマゾンと区立図書館の資料を検索する気になった。
まず図書館の資料を検索して、沢山の興味深い本が見つかった。
さっそく予約して、報せが来るのを待つことにした。
絵本関係、版画関係、作家としての著書。
次々に予約本が着いたと知らせが来て、取りに行った。

絵本

①もりのはる・なつ・あき・ふゆ 創作幼年絵童話 文 大石真 昭和44年 実業之日本社
②サーカス物語 ミヒャエル・エンデ作 矢川澄子訳 1984 岩波書店
③100万羽のハト 2011 偕成社
④グスコーブドリの伝記 宮沢賢治原作 司修・文と絵 2012 ポプラ社

版画集
①愛と性をめぐる変奏 中村真一郎詩 司修画 1978 思潮社
②薔薇 金井直・詩 司修・絵 1976 偕成社
③青猫 幻想童話館 1965 東京書籍

随筆
①本の魔法 2011 白水社

アマゾンで購入
絵本 
①リンゴーわらべうたによる 1994 ほるぷ出版
②幻想 萩原朔太郎『郷土望景詩』 平成18年 勉誠出版
(1円で購入)Avant-garde Artist Tsukasa Osamuの絵

ざっとこんな本を集めてしまった。
 

司修に対するイメージはやはり初期の版画、緻密な幻想的な写実なもの。
図書館で見つけた中村真一郎の詩に基づいた版画は素晴らしい。思わず手元に置いておきたくなってアマゾンで中古を探している。さすがに1円ではなく正当な評価の価格のようだ。

司修の略歴は『グスコーブドリの伝記』ポプラ社に紹介してあったのが分かり易かったので
書いておこう。

1936年、群馬県前橋市に生まれる。画家として出発。のちに創作絵本、本の装幀、エッセイ、小説などを書くようになる。
挿し絵=「宮沢賢治童話集」実業の日本社、「銀河鉄道の夜」(岩崎書店)、
絵本=「雁の童子」(偕成社)、「注文の多い料理店」(チャイルド社)、
「セロ弾きのゴーシュ」(ラボ教育センター)、
阪神淡路大震災をテーマとした「アスカ」(ポプラ社)ギルガメシュ王の物語(ぷねうま舎)
受賞=小学館絵画賞「はなのゆびわ」(絵本の絵)
    講談社出版文化賞「金子光晴全集」(装幀)
    川端康成文学賞「影について」(小説)
    毎日芸術賞「ブロンズの地中海」(小説)
    大佛次郎賞「本の魔法」(エッセイ)
展覧会=「司修のえものがたり」(群馬県立近代美術館
Cimg0180_550x413『グスコーブドリの伝記』の最初の頁、全ページ青の世界が展開している。




2014年6月16日 (月)

『司 修』の絵本

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司修の絵本を初めて意識したのはもう数年前。宮沢賢治の童話、「セロ弾きのゴーシュ」だったかな。

司修っていいな。この線と色と構成力。すごく気に入ってかれの絵本を探しはじめたのだった。

実は最近図書館で久しぶりに絵本を見つけた。宮沢賢治の有名な詩、雨にもまけず。え・つかさおさむ。緑色の表紙で小さな絵本だったが、図書館の書棚にひっそり存在していた。
この詩だけの1冊。1頁に1枚、白黒の挿し絵が描かれていて、ユーモアがあってひねりも利いてほのぼのとした絵本だった。初版2012年9月 偕成社発行のまだ新しい本。こんな仕事をしていたのでした。

Cimg0205_346x500_3さらに調べてみると最近作は「銀河鉄道の夜」2014年3月初版 偕成社があった。さっそくアマゾンで購入してみた。
これがまた素晴らしい力作なのである。子供の頃本気で読んだかどうか忘れていて、この際、司修の絵の力を借りて、宮沢賢治を読み直す気になったのだった。

これも1頁に1枚の絵。絵の技法はスクラッチボードといって、以前出版した宮沢賢治童話集で描いた方法なのだそうだ。彼はさまざまな技法を発表していて、実に器用な作家だと認識していた。幼児向きには柔らかな具象画だし、
大人向きには版画の技法を使って細密な描写をしている。

この本も素晴らしい絵が宝石のようにちらばまれていて、挿絵を楽しみながら読み進めてみようと思う。

改めて私の本棚をチェックしてみました。

数年前からコレクションをしてあったのです。

①セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治作 冨山房 1986

②おうさまのたけうま ドクター・スース作 学研 1968

③しろいことり 岸田今日子作 フレーベル館 2001

銅版画を始めたころ(2003)から興味を持ち始めたのだと思います。
いま、横浜美術館でのアトリエに刷りに通っているけれど、そこで司修ファンに出会いました。
初めてでした。

彼女と司修って良いわね~と共感して、再び彼の近作を追ってみたというわけです。

1936年生まれ。ますます油がのってきているように思えます。
そして私も彼の近作を追っかけ始めているのでした。

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「銀河鉄道の夜」の一ページ 白黒の挿画が見ごたえがあってすばらしい。


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