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2014年4月

2014年4月21日 (月)

初入選@春陽展

初入選というプレゼントがこんなに体調にも好影響で、気分も明るくなるとは。
公募展に出品する人はみんなこんな気持で発表を待つのでしょうね。

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春陽展は多摩美の生涯学習で銅版画の基礎を1から教えていただいた渡辺達正先生や小浦昇先生が属している団体で、生涯学習講座で入門した私のような素人が参加する団体ではないと長い間肝に銘じて、展覧会は良く観に行っていた。正統派の銅版画の作品が観られ、勉強になったもの。先生たちからも決して出品を勧められることもなかった。

多摩美の講座がついに終了し、独り立ちをすることになり、先生方のバリアもなくなって、
10年以上続けていると、だんだん公募展も身近に感じられ、今年はついに初出品してしまった。ごく自然の流れだった。

公募展とのかかわりは一陽展から始まった。
一陽展に初出品したのはもう5年前。〈すみの会〉の出品作を出品してと強く推してくれた後輩のHさん。それ以来4回出品して奨励賞をもらった。Hさんが病気で退会したのが昨年の暮れ。版画部門が弱小で居心地が良くなかったからHさんの退会を機に出品するのを止めたとき、今度は春陽会に出品する気になってきた。版画家の知人も増え、版画部門も大所帯でなんだか楽しそう。
横浜美術館のアトリエで刷るようになり、そこで春陽会への出品を勧められたのもはずみができた。

そんなわけで、版画の作品で公募展に応募して、入選するという、若い頃には考えもしなかった状況に至ったという今日この頃。

入選の発表はPCのWEBサイトで発表されて、まず自分の名があったときはさすがにほっとした。新入選という文字が新鮮だった。
何かに挑戦すると、こんなドキドキ感を味わえるもの。

私の近作は伝統的な銅版画の技法から離れて、石ころとおしゃべりしながら石ころの柔らかなラインを銅板に腐蝕して投影していく。この柔らか重なりからイメージを構築していく。
今回、賞候補になったものが好評だったのが嬉しい。シャルボネのプルシャンブルーで刷ったもの。

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2014年4月 5日 (土)

パレスホテルのアートシーン

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東京のホテルに1泊するなんて、考えてみれば新婚旅行の時以来だった。
あの時はフランクロイドライトの帝国ホテルだった。もうとっくに東京には存在していないし、現在の帝国ホテルにはバーゲンセールの会場にたびたび行った以外、なんの思い出もない。

金婚式のお祝いに家族でホテルに1泊し、ゆっくり会食しようと息子から提案があって、快諾したのがパレスホテル東京だった。
今のホテルが生まれ変わって新しく出来たのは2012年。私の思い出のホテルは1961年に勤務先の建築会社の設計施工で竣工して、出来立ての頃、よくロビーに勤め先の友人たちとお茶をしに行った。気安くオフィス用のつっかけサンダルで行って、ホテルマンから注意を受けたりした。まだ何も知らない20代の頃。
会社を辞めるときには、地下のアーケードの店でパールのネックレスとブローチを買って、自分へのご褒美にしたのだった。縁あって今の夫と婚約式をしたときも、このホテルのロビーの一隅だった。仲人役の主人の上司もまだ若くてお金もなかった時代、気を効かして一部屋取ったり、会食したりすることもなかった。手持無沙汰で両親はあきれていたに違いない。あれから50年。建物も壊されて、新しいものに変わっていた。
それでもこのホテルからの眺めは変わらなかった。

ここまではプロローグ。

このホテルに入ってあちこちの壁に掛かっている絵が何ともやさしく美しいものばかり。
風景画のような、抽象画のような、形が際立っていなくて、周りの雰囲気を暖かくしている。
作家がだれなのかはあとでゆっくり調べてみよう。そんな気持ちが高まっていった。

このホテルの建築デザイナーはヨーロッパを中心に活躍しているTerry McGinnity。
世界各国のラグジュアリーホテルのデザインに携わり、1999年にBest Luxury Hotel
Refurbishment賞を受賞。
ロビー、客室、GRAND KITCHENの主要なデザインを手がけているという。

客室に入るとベッドの隅の壁に小さな銅版画が2か所、掛かっているのにまず眼がいった。
絵のタイトルは『M 1-1-1』 真っ黒な線が力強く、単純で印象的な作品に吸い込まれた。
作者は誰? Tosiya Takahama 高浜利也 www.palacehoteltokyo.com/art

調べてみると、丸の内1-1-1はこのパレスホテルの番地。なるほど。
このホテル周辺の気になる建物や地形、植物などの風景をモチーフに「丸の内シリーズ」
として26種類の銅版画を制作したという。

この銅版画との出会いが今度のホテルの一泊を、実に身近なものにしたのでした。
こんなところに今の時代の銅版画が。

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ホテルの部屋には「 The ART OF PALACE HOTEL TOKYO 」 という小さな冊子がおいてあってホテルのアート作品の詳細が書かれておりました。ほとんどが日本人の作品。しかも実力ある中堅作家のものばかりが720点も散りばらまれているようです。

《洗練された先見性を持つアートを通じて、日本文化の神髄と、落ち着きと品格に満ちた「最上質の日本」を体感していただきたい》----パレスホテル東京のおもてなしの心を感じることが出来たいい日となりました。

 

2014年4月 4日 (金)

公募展に搬入

やっと公募展に搬入の運びとなった。

横浜美術館で刷りあげた4点。自分で選びきれなかったので、結局4点を持ち込んで、判断を仰ぐことにした。
版画展のとき迎えに来てくれた親切な版画仲間の申し出をお断りして、自分で風呂敷に包んで、キャリアーにのせて電車で運ぶことにした。

こういう段取りが何となく好き。業者に頼むほどの大きな作品でもなく、自分で大事に持って行きたい。階段を使わず行く方法を検索して、今回は自由が丘から副都心線で明治神宮前までいき、千代田線に乗り換えて乃木坂で降りる。

小雨が降り出していたけれど、このコースだと最寄駅までの数分の徒歩圏だけ傘を差せば
あとは会場まで雨にぬれず到着できる。

国立新美術館には一陽展で4回も搬入しているから、慣れたもの。今回春季開催の春陽会に初応募することにした。版画部は知人も大勢いて競争もあるし、レベルも高い。仲間に入れれば、楽しみも増えるし。何でもダメもとで参加する大胆さ。

作品のテーマはこのブログのテーマ、石ころとおしゃべり《CHAT WITH STONE》が2点。
《Let's forget the past》が2点。水に流しての英訳がこうなった。

Cimg0207_3                                             Chat with stone 1          300x300

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Cimg0206_3                              Let's forget the past 1       300×300

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