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2014年1月

2014年1月30日 (木)

次の版を作り始める

寒い。寒くてもついに重い腰を上げたのである。
何かというと、次の版を完成させようと、意を決して寒い工房の準備を始めたのである。
大分長い間腐蝕液もほったらかし。この液を使えるようにしなければと、布で漉し雑物を捨てた。まだ充分効果があるはず。
ガレージ工房は水を流せるので、腐蝕液が飛び散った所は水道の水で流す。
ますます寒くなって冷えてくる。

その前に腐蝕する版の裏に防蝕シートを張っておく。この前買っておいたので在庫はあった。
版は以前作ったものに少し手を入れる方法を選んだ。

新しく石を並べてラッカーでスプレーし、形を作る。しっかり輪郭を取りたいから、なるべく長く腐蝕しようと思う。余分な柄も消えてくれるから。
始めは1時間ほど経ってから様子を見る。寒いせいでぜんぜん腐蝕されていない。

3時半から初めて、何回も様子を見ながら、ついに一晩腐蝕液にいれて、結果を待とうと思うようになった。師匠は17時間腐蝕したそうだから。

次の朝8時についに終了。いい感じになっている。

次の段階。レース模様を付け加えてみる。これも何年も土に埋もれて朽ち果てたような状態をめざして、4時間腐蝕。

今日はここまで。今度、横美のアトリエに行き、試刷りしてみるつもり。

紙はハーレミューレを10枚購入してある。10枚あれば当分大丈夫かなと思っていたら、
ある版画家のブログをみたら、なんと200枚も購入したと書いてあった。
プロはさすがに凄いな。桁違いもいいとこ。私の購入する店も100枚単位ではかなり安くなるのだけれど。さすがに多すぎる。
エディション沢山刷るのだろうな。
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これが出来上がり。大きな面を切り取ったような形は絵として良くないのだと、師匠の意見を貰いました。

一枚の面の中で構図を考えて完結するほうがいいのですって。
これは腐蝕の実験だからその結果を見たかっただけ。

考え方が違うようです。

2014年1月23日 (木)

馴染んできた市民のアトリエ

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1月になって予約が3回は取れていた版画工房。11日の新年初日は満席の大賑わい。
リトやシルクや木版画の人たちも混合で、欠席なしの状況だった。

みんな熱心にもくもく作業をしている。久しぶりにこの空気の中で仕事できて、気分はいい。
余計な事しゃべらずに、自分の仕事に集中している。
今までは、銅版画だけで、他の版の仕事をみたことがなかったからリトの仕事やシルクのやり方を横目でちらちらみていると、大きな版で、自由自在に出来上がっていくのはおもしろい。興味深々。

銅版画は拡大鏡など使って小さな細かい作業はかどらないし、永遠に終わらないかと思ってしまう。

新作を作っていないので、以前作ったものを色変わりで刷ってみる。
青のインク、ウルトラマリンとオーシャンブルーの違いを知りたくて。

『何のインク使っているの』と聞かれたから、『シャルボネよ』というと、『まぁ、金持ちね』という人がいる。どんな世界にもこういう人はいる。無視。
基本の黒も刷ってみる。シャルボネの黒が用意されているのだが、多摩美の黒のように、漆黒にはならない。だから煤けた感じになってしまう。いろいろ試す時間をすごす。

少し確認。大きな版をカット出来る機械はありますか? YES。
プレートマークを削る電動削り器ありますか? NO。
水張りテープは? NO。個人で用意して下さい。
今日の分手持ちがなくて困っていると、譲ってくれる親切な人がいる。うれしい。

小さな版を作っている人が多いので、用意してあるウェスや人絹、寒冷紗がみな小片なのがやりにくくて、自宅からあるものを持参する。幸い定期的に通うことになったから、段ボール箱を用意してくれ、私物は据え置きできるようになった。インクやウェス、エプロン等置いておけるので、手持ちの荷物が減るから身軽に来られるようになる。

新年2回目は連休明けの火曜日だったが、日曜日に差し歯がはずれて、急遽歯の治療のため、泣く泣くキャンセル。こんなことがあるから、キャンセル待ちも頼んでおいたら、次の週の水曜日10時前に電話があって、その日のキャンセル待ちの番がとれた。一日使える日だけれど、さすがにすぐには行かれず、午後から出向く。

そろそろ新作に取りかからないといけない。寒すぎてガレージ工房の作業にかかれない。
せっかく市民のアトリエで定期的に刷れる体制が出来たのだから。

多摩美の仲間に会って横浜美術館に行き出したと話すと、あそこは予約が取れないでしょとあきらめている。取りあえず45分位予約の電話を掛けつづければ、道は開けるよと伝えたけれど。 当日キャンセルのチャンスもあるからと。

それほどまでしなくてもと思った人もいる。でもいいアトリエだから、試してみて。

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