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2013年5月

2013年5月29日 (水)

版画の名前

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展覧会をするといろいろな人から版画の名前のことを聞かれる。

私の場合ほとんど英語でつけている。その方が絵に合う気がするし、柔らかい。
字がいいですね。字が上手いですね。と初めて言われた。絵がいいとは言わない。

絵の名前どうやって考えるの?と聞かれたから、「イッショウケンメイカンガエル」と答えたら、
「確かに。正解」ですって。

たとえば、八雲展に出展した3作品。
scean 2
serenade
debris

見馴れない単語、debris    まえに発表した会場に観に行った友人から、”僕の知らない単語でした”というメールを貰ったことがあった。

がれきという意味を辞書で調べて、debrisという単語を見つけた。小さな辞書だったから、砕石のがれきを意味するということで、これに決めた。

八雲展でやはりdebris(デブリ)の意味を結構聞かれた。

同窓会の集まりだから、みんな友達、先輩。高学歴。気楽に自分の知識を開陳する人がいるのでおもしろかった。
語源はフランス語。氷山の砕け落ちた塊のことを言うのだそうだ。
いまは英語で通用し、砕石、登山で崩壊した岩石の破片。なだれ落ちた雪塊(大辞泉)
地質、岩屑、氷塊の堆積。破壊の後の破片。

ちなみに今回の津波で流れ着いた漂流物を英字新聞では、Japan Tsunami Marine Debris
と書いてあった。私のイメージも少しそれに近い。

版画の名前はなるべく短いのがいいと駒井哲郎のエッセイで読んだことがあった。
ちなみに『鳥』 『街』 『樹』 『笑う人』 『時間と玩具』・・・・・・

一所懸命考えて、いい名前をつけなくてはね。

2013年5月26日 (日)

個展の準備 その2

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まず作品の選定をしなければ。

そして額装屋さんに持って行くものの仕分け。ぜんぶ新装すると費用が膨らみすぎるので、
やはり手持ちのものも使用することにする。それの振り分けに、終日、頭を悩まし、やっと何とかまとめてみた。

作品の写真を撮り、小さく切って振り分けていく。その方法が分かり易くてよかった。
そしてDMに使う1枚の決定。先日ギャラリーのオーナーさんと話し合い大体決めて貰って、
その写真を撮って、今度はDM作りも現実味を帯びてきた。6月にする『すみの会』のとき
友人たちには配りたいから。
大筋決まれば、いよいよ祐天寺の額装屋に持って行く。
その前に『すみの会』用のすみ色の2点を先行する必要もある。これも含めて決めてしまえば
後は流れに身をまかす。

作品のギャラリーへの搬入は額装屋から直送するものと、自分で搬入するものになった。
当日タクシーに乗せて搬入という方法が今のところベターかも。我が家から銀座までタクシー代は大して掛からないと思うから。大風呂敷に包んで3個にまとめて運ぼうと考えている。

宅急便は意外と梱包やその解体に時間が掛かって、老体鞭打ってするのには厳しいかも
しれないから。先日銀座で個展をされた版画仲間のFさんからのヒントなのだ。
彼は奥様の協力があってお二人で行動されているけれど、こちらは高齢の夫の協力は求めない。
搬出日には赤帽さんに頼んで運んで貰うことにして、家での到着を待って、荷物の受領だけはお願いすることになるけれど。

とこんなわけで大体の筋道は出来てきた。

2013年5月24日 (金)

版画工房消滅の危機@多摩美上野毛校舎

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13年も通い続けた版画工房というか、生涯学習講座のある多摩美術大学上野毛校舎が
どうやら改修工事に入りしばらくこの講座を中止するという発表があった。

いつ復活するのか、この大学の未来像は発表されていない。ちまたにはいろいろ噂話は
流れているようなのだが、とにかく版画工房は7月の2週目で終了するのは事実なのだ。
受講生はみな困った、困ったと嘆いている。いまさら新しい工房にを探すのも難儀なのである。というよりいい先生に出会えるかどうかの方が心もとないのだ。

この講座の最高の魅力は新進気鋭の版画家たちとの出会い、そして指導と、今の美術界に自然に誘導してくれた環境だったから。

これ以上の環境は多分もう現れないと思う。
ただ刷りにいく工房はあるかもしれない。
近場では探せそうもない。大きな荷物持って通うのも、もういや。

とにかく8月の個展と、来年の八雲展に出品できる作品を、工房が存在している日までに
完成させて、しばらく版づくりに精を出すしかない。
それもあと1か月半。

今年のイベントの2番目の八雲展が終了。
来月は6月10日~16日@ギャラリーくぼた(京橋)で葵展に2点、
6月19日~23日@かねまつホールですみの会(銀座)に2点という超過密スケジュールが控えている。

そして8月26日~31日には個展、@ギャラリーごとう(銀座)

版画生活のエンディングに近づいていくような、そんな暑い夏が待っている。

そんな暑い夏には、友人たちは海外旅行だ、軽井沢の別荘生活だと涼しく言ってのける。
今夏はまた暑い夏の予想が出ている。

天国に行く前に私の個展にきて、涼んで行って貰えればと、準備に励む日々。

2013年5月12日 (日)

偲ぶ会で

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東京大学弥生講堂・一条ホールで1月2日に88才の生涯を閉じられた東京大学名誉教授で建築家の大谷幸夫先生の偲ぶ会が開かれました。

朝から雨が降り出して会が終わっても降り続いておりました。先生を慕う300人近い人々が集まっておりました。私は先生が設計連合という建築事務所を1961年に設立されて1年後に入所して、たった7人のメンバーの1員になっておりました。先生が亡くなられて当時のメンバーは私ともう一人の男性しか生存しておりません。そんな立場もあって当時の事など話してくれとの依頼があって偲ぶ会の話し手の一人になっておりました。

わたしの番が来るまでには、大勢の先輩方がお話になるので、みなさん疲れているでしょうから聞いておりません。だから大丈夫ですという変な依頼の仕方でした。お話になるのはみな男性だから一人は女性がいてもいいと考えたのでしょう。

事務所を止めてからも、設計に参加した建物が竣工したり、万博の時や沖縄のコンベンションホールや山口の宗教建築など、先生が設計されたものは出来るだけ見に行ってきました。
先生の出世作の京都の国際会館に関する会には無理しても参加してきました。
喜寿や古希のお祝い。建築学会大賞を受賞した際のお祝いの会。1年前には米寿の会に参加したばかりでした。

そしてついに偲ぶ会。来るべき時がついに来てしまったのでした。

50年前の過酷な設計事務所での断片を、国際会館のコンペの最優秀賞の受賞を通じて、一人の建築家の人となりをお話してみたつもりです。私自身の青春の思い出話になってしまいましたが。

300人の人たちを目の前にしてみんなが笑っている顔が見えました。とくに数少ない女性の顔が笑っているような。偲ぶ会なのに・・・・

これでも教職歴15年、コーディネーター歴15年。人前で話すことは多少慣れていました。
何を話せばよいか、一晩考えたのですから。

終った時いろいろな方がとても面白かったと言ってくれ、名刺を沢山いただきました。
先生とのご縁がまた広がったような気になりました。
設計事務所に在籍していた女子たちの女子会を開きましょうよと後輩たちが言ってくれました。まだまだ聞き出したいことがあるのでしょうね。

2013年5月10日 (金)

私の好きなAmbridge Rose アンブリッジローズ

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咲き始めと咲き終わりがどれだけ違うか、全体像を見てください。

今年も何とか咲きました。ただいま、まさにハイシーズンです。

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2013年5月 3日 (金)

『貴婦人と一角獣』を観る@国立新美術館

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六本木の国立新美術館で開催しているパリから来た『貴婦人と一角獣』の展覧会(4/24~7/15)に行ってきました。版画工房のO矢さんが数か月前から『貴婦人と一角獣』が来ると、とっても興奮していて、絶対観に行くと、何回も工房で言いまくっておりました。留学中、パリの国立クリュニー中世美術館で見て、本当に圧倒されたらしいのです。
確かに私も10数年前パリに行った時、パリ在住の友人に連れて行って貰い、中世美術館で観ました。薄暗い照明のなかで艶然と一角獣と寄り添っている姿は何とも言えない不思議な感動でした。
そんな中世のほとんど門外不出だったタピスリーがなぜ揃って日本まで来たのか、不思議でした。やはりパリの国立クリュニー中世美術館の大改造の賜物なのでした。この中世のタピスリーの保存と鑑賞のため、より適した展示環境の全面改修に着手して、その工事の間、日本が選ばれ、6面のタピスリーがはるばる日本まで旅をしてきたのでした。

このタピスリーは1974年にアメリカ ニュヨークのメトロポリタン美術館に貸し出して以来の海外進出だそうです。きれいにクリーニングも済ませて日本上陸ということでした。

凄い時代になったものです。こんなに大規模な素晴らしい芸術作品が日本で観られるなんて。
それは興奮しますね。

今回の展示場所はフランスよりやや明るく照明を設定していて、闇に浮かぶ貴婦人ではなくまんべんなくすべての物を見るようになっている気がしました。
6枚のタピスリーの意味が触覚、味覚、嗅覚、触覚、視覚、我が唯一の望みと6種のテーマを持っているということを初めて知ることが出来ました。
パリではあの中世の古式豊かな建物の中に入るだけで、圧倒されて静かに見入るばかりでしたから。後に、参考図書も買ったりして研究し、さらに今回のカタログを求め、貴婦人を取り囲んでいる動物たち、植物群、すべての名前が明記されているのには驚いたり、感心したり。
観に行った日は同時開催していた春陽展で友人・知人・師匠たちの版画作品を鑑賞した日でもあったので、やや疲労気味、開催されているのを知って、急遽入場したというわけ。

とりあえずぐるっと観てきたのでした。あとはゆっくり再度訪問するつもりです。

もう一度よく勉強して、7月まで開催していますから、見直しの日を作らなければ。

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