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2013年1月

2013年1月31日 (木)

銅版画ノート

夜の版画工房に久しぶりに出かける。寒い夜は遠慮して、その夜は少し気温が上がったので行く気になった。前回行ったとき、版はすでに整えてあり、小さな銅板2枚プレートマークをやすりで削ってお膳立てはしておいた。
レースをソフトグランドで転写して腐蝕してみよう。しばらくぶりにソフトグランドするには、技法を思い出さねばならぬ。手元の技法書を探して、ソフトグランドのやり方を復習。

版画入門のころ買ってあった技法書『銅版画ノート』視覚デザイン研究所編をみる。
当時は読んでみても、複雑で版画用語もわからず、著者がどういう方なのか一人も知らなかった。だからほとんどお蔵入りの本だった。
今、開いてみると、著者、清塚紀子、池田良二、久保卓治、日向野桂子、亀山知英。
みんな知っている。こんな人達だったか。どんな作風か分る。書いてある技法もすぐ頭に入る。
いつのまにか、理解できるようになっていた。感動。

予習を終わって工房に入り、ソフトグランドをし始めると、ご親切な先生が手取り足取りサポートつきで、素晴らしくきれいなレースの模様が銅板に浮き出てきた。
腐蝕時間は5分、5分、3分と刻んで腐蝕し、状況をみながら慎重にする。
今の季節、少し長めの方がきりっと線が出るような気がする。腐蝕のこつが段々分かってきた。

すてきなレースね。とお隣の方から言われ、レース命だから、いつもレースを探しておくの。
カーテンのレースより、服地のレースのほうが繊細で良い柄があるし、銅板との相性もいい気がする。徳の市で端切れを見つけると買っておく。
散歩の途中で見かけた窓の破れかけたレースのカーテンの柄が気になっていて、早く捨てる日来ないかなと思ったりする。3年越しになるけれど、まだ破れたまま掛かっている。

第一段階のレースが何とかおさまった。これからは家での作業。レースを囲む物たちを
すこしづつ足していき、完成させなければ。早く暖かくならないかなぁ。

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2013年1月20日 (日)

DOMANI・明日展2013を見る@国立新美術館

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お正月の美術館はここに限る。空いていて、大空間をおおらかに使って現代美術を観ることができる。この大きな空間を独り占め。こんな経験はめったにない。
そんな体験を今年は出来たのがうれしい。

DOMANI・明日展って何?と思う人もいるかもしれない。今年は15回目を迎えたというのに。

美術展のフライヤーにはこんな紹介文がのっている。

未来を担う美術家たち 文化庁芸術家在外研修の成果
《文化庁により派遣され海外研修に行った作家の発表の場。今回は近年注目を集めている様々なジャンルの作家12名に作品を発表してもらいます。現代に於いて、海外で制作するということは、もはや珍しいことではありませんが、それでも彼らは異邦人として、否応なく自らのルーツに向き合うことがあったことでしょう。さまざまな体験から生まれてきた彼らの作品は、ともに、今を生きる私たちに新たな視点をもたらしてくれるものとなるはずです。美術界の明日を担う作家たちの多彩な表現が一堂に会する貴重な機会を、ぜひお楽しみください。》

私の若い版画の師匠が文化庁芸術家在外研修者としてフランスにいってから、この展覧会を身近に感じ、興味を持つようになった。1967年から実施されこれまでに美術、音楽、演劇、舞台美術、映画、メディア芸術を対象に約2900名が派遣されてきたそうである。
中でも美術の発表の場として、この美術館は場所を提供してきた。
ここに選ばれるのは、大変狭い門だし名誉なことだろうと思う。

12名の作家たちの現代美術作品が大きな会場でのびのび展示されているのだから、
絵を鑑賞する本来の姿である。作家の名は誰も知らない。はじめてお目にかかる作家ばかり。だからこの展覧会が好きなのだ。

意表を突く作品や超技巧のペン画や都市の模型など。
なかでも興味を持ったのは顔のない少女や赤い靴をテーマにした少女像を発表している
橋爪彩という画家の油彩画。女の世界を繊細に表現していて、男性にはまったく表現できない、太刀打ちできない世界。今頃人気の超具象の世界。
彼女のブログを読むとお化粧大好きな女の子らしい。超絶技巧のペン画の池田学。赤い糸で靴をつないだ塩田千春(現代美術)が記憶に残った。

年初の目覚ましにはまったくふさわしい展覧会であった。Cimg1009_600x450_2 撮影可の場面がいくつかあったのは有難かった。サービス精神がだんだん浸透してきたのだろう。

2013年1月17日 (木)

バスを駆使するシルバー世代

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シルバーパスを持つようになると、無理してでもバスに乗って外出する。
東京の道路は渋滞にまき込まれると思いかげず時間がかかるし、電車の便のないところを走行するから、いずれにしろ時間はかかる。それでもバスに乗るということは、時間はいくらでもあるシルバー世代の特徴でもある。
シルバーパスの料金は1年間で1000円。もちろん収入によるのだが、愛用しているものはほとんど、このグループに属していると思う。都営地下鉄とバスが乗り放題。おかげで外出がし易くなって、パズルのように路線図を紐どき、工夫してバスを乗りこなしているシルバーさんに出会うこともある。

もちろん私もシルバーパスを利用して、バス路線を探すのだけれど、まだ時間を優先して電車を選択することのほうが多い。
たとえば銀座に出るには東急で五反田へ出て、そこから都営地下鉄浅草線に乗る。
この場合乗り換えの五反田駅は歩道橋を使わざるを得ない。足が不自由な時はこれが難所となる。せっかく地下鉄への動線はエレベーターやエスカレーターが出来、楽になったのに。

先日バスで乗り合わせたシルバーさんから教えてもらったコースは、まず家の近くのバスで大森駅行きに乗り国道まで出、そこで違う路線バスに乗り換え都営浅草線の終点の西馬込へ出て、そこから地下鉄に乗って都心へ行くようにしているという。
かなり大回りするので五反田までの時間も3倍位かかるはず。どうやら独り身の彼女、時間はあっても交通費は倹約して、外出を楽しんでいるようなのだ。もちろんとてもお元気そうだった。

私も工房に行くときはバスを利用するようになった。それでも直行便がないので、途中で乗り換える。15分位の待ち時間がある。この時間がもったいないといつも思う。だから電車に変えたりする。

この前はお通夜で代々幡斎場に行くことになり、往き方を調べると、新宿で京王新線に乗り換え、幡ヶ谷下車と、渋谷からバスに乗り幡ヶ谷駅下車とある。新宿駅の乗り換えに手間取るのが嫌で、渋谷からバスを選んだ。所要時間がわからないので余裕をもって家を出た。
初めての路線なのでよくわからず、2駅手前で慌てて降りてしまい、また次のバスを待ったりして幡ヶ谷に着いた。時間の余裕があったので間に合ったけれど。

お墓参りは渋谷から副都心線に乗り雑司ケ谷で降りる。早くて便利になったと喜んでいるが交通費はかかる。明治通りにバスが走行しているのは知っている。その地下に副都心線が走っているし、3月には東横線に乗り入れて横浜まで直通となる。ますます便利になるのだけれど、そのうちひとり身になったら、バスでゆっくり渋谷まで乗って帰ってもいいかと思う。

母が生きていた頃、よくバスを利用していた。電車なら15分で帰れるのに、待っている人もいないし、急いで帰ることもないという言葉が寂しそうで悲しかったことを思い出す。

今のバス世代にはそんな悲壮感はないのがいい。

2013年1月 5日 (土)

今年の版画生活は

Cimg0618_360x270  続けなくてはいけません。弱音を吐くのはまだ早い。

あと3年。いちばん充実する年まで作り続けなくては。

というのも、この冬の寒さは作る気持が萎えるでしょう。

腐蝕が主の技法だから、あの冷たい腐蝕液に入れて、いい効果が出るんだろうか、

工房は寒風吹きすさぶガレージの隅ですから。

何もやらないうちから心配しているんです。.

取りあえず今年の予定を書いてみます。

展覧会の予定

1、一陽会東京支部展 4月17日~23日 東京都美術館(上野)

2、八雲展 5月17日~22日 O美術館(大崎)

3、葵展  6月10日~16日 ギャラリーくぼた(京橋)

4、すみの会 6月19日~23日 かねまつギャラリー(銀座)

これだけは決まっています。各2点出品予定。作品は昨年の成果から選ぶつもりです。

2と4は幹事も引き受けていますから、下働きも沢山ありそうで、気を抜けません。

問題は昨年入賞している一陽展と版画展。

共に新作を作らねばなりません。この2つは展覧会が秋だから

暖かくなるまでに、studyする時間はまだあります。石ころと石のかけらはまだまだ続きます。

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