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フォト

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2011年7月

2011年7月29日 (金)

パウル・クレー おわらないアトリエ@東京国立近代美術館

Photo やっぱりぎりぎりになってしまった。パウル・クレー展、7月31日まで。

今回だけは見逃したくない、と思って26日の朝から出かけることにした。

スイスのパウル・クレーセンターが所蔵する作品を中心に、ヨーロッパ・アメリカ・国内所蔵

の作品180点余で構成されている。1時間かけて、音声ガイドの解説に耳をすまして

いつのまにか、クレーの世界に惹きこまれていたのでした。会場はさすがに会期末、混雑

してきて、この人出ではせっかくアイディアを凝らした会場構成も、迷うばかり。

クレーの技法のプロセスを4つに分けて陳列し、プロセス2の

切って、回して、貼って| 切断・再構成の作品群をみていると、

版画の師匠がいつも言っている事と変らないので、おもしろかったし、

切って、分けて、貼って| 切断・分離の作品群も、納得。

最初のイメージにこだわらず、他の方法を試す。固執しないのがいい。柔らかい発想と

でもいうのかな。

どの作品も小さくて、いわば、バウハウス時代の試行錯誤のSTUDYを、物理的な角度か

ら捉えて、技法を解説しながら、クレーの作品に迫っている。

最初の作品、3点の自画像は、エッチングなのか、ドライポイントなのか、不思議なタッチ。

クレーが独自に生み出した写して、塗って、写して〈油彩転写〉技法という解説があった。

技法を知ると、今までのクレーの作品が深く理解できるようになって、凄く疲れたけれど

満足感を味わう事ができたのでした。

でも大きな作品、油彩のものがなくて、すこし物足りなかったのが、4階の所蔵展で5点も

見ることが出来て、やはりほっとしたのでした。0726

2011年7月22日 (金)

ピカソとシャガール

わたし、いつも参考にしている版画があるの。

ピカソとシャガール。

壁に飾ってある2枚の版画。

    そんなこと聞いた事ないよ。

と言われても、今始めて口にしたのだから。

一つは、ピカソのエッチング。バルセロナのピカソ美術館で買ったもの。

はじめてバルセロナに行ったのは1982だったかなぁ。

Photo                         ミノトーロマシー  1935

もう一つはシャガールのリト。ポスターになっているもの。

これも20年前ぐらいに東京の画廊で買ったもの。

シャガールが好きだったから何か欲しくて。ポスターならお手ごろだったから。

Photo_5

この二つの作品はもう20年も飾ってあるけれど、我が家では不動の位置にあって

動かないし,厭きない。

銅版画を作るようになって、分からなくなると、この2枚を眺めてみる。

ああ、よく出来ているなぁ。ピカソの少女もシャガールの少女もみな美しい。

2011年7月21日 (木)

Rhapsody in blue

版画工房が夏休みバージョンになって、午後1-5時まで使用できる日がある。4時間あると

帰宅時間を気にせず、まとまった作業ができるので、2日続きで通って、刷りに行ってきた。

前に作ったRhapsodyのバックを全体に青くしてみたかったから。

白地だと繊細に表現してある部分は良く見えるのだけれど、もう一つ変化が欲しかった。

リトの青インクを油で延ばし、好みの色になるまで、ローラーで調整したら、丁寧に、インクを

詰め終わった版の上でローラーを転がす。油の入れすぎや、インクの乗せすぎだったりする

と、変な模様が出来たりする。

色はきれいでも、元の絵の特長が消えたりして、中々思うようにはいかない。

だから2日続けてやって見た。

バックの色に、イメージがあって、その色に近づけたかったのだ。

むかし買ったシャガールのリトのポスターの色。さわやかで、派手でなく、絵の部分をしっかり

惹きつけている青。

4枚目に何とかいい色になり、インクののせ方もうまくいき、きれいに納まったものが出来

た。繰り返しやってみる事で、要領も覚えるし、イメージに近づくものが出来た。

工房の2日目は台風の影響もあって、参加者も少なく、広い場所を使え、落ち付いて、没頭

できたのが良かった。                 

腐蝕の深い部分が白く抜けて、変化がでた。イメージに近い色になったもの。Rhapsody_in_bluec                                                          Rhapsody in blue

2011年7月20日 (水)

木切れがモチーフ

隣の家のきりっぱなしの木の枝がいつまでもそのままになって枯れていく。その枝の形が、まっすぐに伸びていて、案外きれいな形をしている。ねずみもちの枝とおもう。名前はどうでもいいけれど、何かに使えないかと、はさみで切って並べてみる。生の木だから形はあばれていて、そのままでは私の用途には使えない。
枝振りを整えて、一部、石の錘で押しをして、平らになるまで放って置いたら、いい形に変化した。

これで何かを作ってみようと、いつものラッカースプレーで銅板に吹き付けて、絵になるよう繰り返しスプレー。更に腐蝕の時間を少しづつ変えて、奥行きを出してみる。

林のような、森のようなものが出来上がり、月を入れてみた。
霧に包まれた冬の森が出来上がった。In_the_mist                     In the mist   200X360

2011年7月 8日 (金)

『死ぬまでに見たい世界の名建築1001』

Photo                              you must see before you die 発行所 株式会社エクスナレッジ

図書館でこの本を見つけた。一度見ておきたいと思っていた本。どんな建築が網羅されて

いるのか、興味があった。

編者はイギリスの編集者。どちらかというとイギリスの建築が多いのは当然であるが、

1001のうち日本に存在しているものが30例ぐらい。

建築家は丹下建三、安藤忠雄、黒川紀章、伊東豊男、と連なっている。古いものでは

伊勢神宮、金閣寺。

丹下のものは広島平和記念資料館、国立代々木競技場、フジテレビ本社ビル等。

東京国際フォーラム、プラダブティック青山、シャネル銀座、横浜港大桟橋国際客船ターミ

ナル、関西国際空港旅客ターミナルビル等は外国人建築家の作品だったりする。

さすがに、これらはみんな行った事がある。日本もいい建築で溢れている。

この本に選ばれている建築は、時代はBCから2006までの世界中の現存している建築。

写真がないものもあるので、記憶をたどって行った事あるかどうか思い出してみたりして、

この中でどれだけ見たかを数えてみたら、140件位あった。

1980から2000の間世界の建築を見るために、随分旅をした。建築学会や建築家協会

の主催をするツアーに参加して見に行ったことが貴重な経験となっている。

中国大陸や南米大陸、エジプト、アフリカにはまだ足を踏み入れていないから、

死ぬまでにはとっても見に行かれないと思うけれど、この本を見ながら旅をしている気分

をたっぷり味わえて、本当は手元に置いておきたい本だけれど、1000ページもあるか

ら、場所塞ぎとなる。やはり図書館から度々借りて見る事にしよう。

今まで見た中でどれが一番印象に残っているかと聞かれれば、パリから汽車に乗って友

人と二人で行った、コルビジェのロンシャンの礼拝堂かなぁ。

この本の表紙になっているフランク・、ロイド・ライトの落水荘も感激したけれど。

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